(株)熊本菓房 SDGs事例 No.4

1.パートナーシップで食品ロス問題と社会貢献に取り組む

熊本菓房は県内に直営9店舗と、駅やバスターミナルなどに土産やギフト菓子を展開している企業です。

熊本県SDGs認定取得企業なので、東区戸島町の熊本菓房本社工場をお尋ねしました。

お菓子などの食品を製造販売していると、どうしても一部食品ロスが発生していきます。食品ロス問題と向き合い、適正な賞味期限の設定や包材等の進歩による品質保持の強化を行っていらっしゃいます。それだけ管理しても発生する食品ロスは、取引先物流業者様と連携し、県内のこども食堂へ無償提供をし、役立てる社会貢献をしていらっしゃいます。

また、毎日大量に発生する手提げ袋を再生紙に変更することで、環境保全にも取り組まれています。
布井 真太郎 管理部部長

2.目安箱設置で社員の声に耳を傾け、進む職場改善

多くの雇用形態の違う従業員の方々を雇用されている熊本菓房様。従業員皆様の仕事に求める事も様々です。そんな従業員の皆様の声を聞いて、職場環境の改善に繋げていこうと始めたのが、社内目安箱の設置。年に2回程度、期間を区切って目安箱を各事業所・販売店内に設置し、従業員様の声を収集し、職場改善に反映させていらっしゃいます。そこでは、経営側との双方向の意思疎通の必要性を痛感したり、言葉足らずは伝わっていない事と同じ、という現実を目の当たりにするとの事です。

しかし、そこから逃げずにしっかり向き合っていく事で、職場環境が改善していくのも事実。以前は社員様だけで行っていた職場の清掃についても、衛生意識とモラルの向上のために雇用形態の違いを超えて行うようにしたが、その意図がうまく伝わっていない現実に目安箱を通じて感じたということでした。

経営側の意思を再度伝え直すことで、食品を扱う会社としての衛生意識の高さとモラルの向上、責任感の向上に繋がっています。

目安箱の設置を通じて、仕事の捉え直しに繋がり、ひいては働きがいに繋がっていくと感じた熊本菓房様の取組事例でした。

SDGsビジネスコンサルタント:鶴田 智也

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