グリーンロジスティクス社が営む産業廃棄物事業者は一般家庭向けと事業所向けとサービスが分かれているそうです。
それぞれのサービス会社がそれぞれ人員と運搬車両を保有しています。しかしこのコロナ禍の影響で、社員の中にも濃厚接触や自宅待機をする社員も出始め、一方の会社では人員が足りず車が余る。
また一方では、人員はいるが車が足りない。そんな状況が続くとゴミの回収が遅れ、地域サービスの低下や環境の悪化となって現れしまいます。岩崎社長は、そうなってはいけないと考え、町と一般家庭の廃棄物処理会社と自社の3者間で協定を結び、ごみ収集サービス低下を防ぐために人員と車両の相互補完の仕組みを作りました。お互いが自社の発展を追求するのではなく、地域のサービス低下・環境悪化を防ぐ目的で手を取り合い、地域のサービス向上に役立ちました。
また、日ごろからパートナーシップを組み、連携を深めていたこともあり、人吉水害時もスムーズに連携し、災害復興支援と地域サービスのバランスを取りながら、活動する事ができました。
地域で行っていたパートナーシップが、災害復興支援時にもその威力を発揮した、素晴らしい事例でした。
SDGsビジネスコンサルタント:鶴田 智也